教師・講師のためのピラティス活用術!長時間立ち仕事の身体のケア方法
教育現場でのパフォーマンスを最大化するために「ピラティス」は非常に効果的な手段です。また、生徒のためにこそ、まずは先生自身が心と身体を整えることが重要です。この記事では、最高のパフォーマンスを発揮するためのピラティス活用術を専門家が詳しく解説します。
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Pilates Studio DEP宮崎店代表。開店前はリハビリテーションの分野の中でも回復期や生活期(デイサービス・訪問リハビリ)、整形外科クリニック等で勤務。様々な現場で患者様と関わり、予防医学の重要性を感じて宮崎店を開店。ピラティスを始める前は自身も腰痛があったが、現在は悩まされることもなくなり、痛みや不調の原因となる根本的な問題を早い段階から解するためにピラティスを提供して地域で活躍している。
Index
立ち仕事とストレスの正体

そもそも、なぜ教師という職業はこれほどまでに身体への負担が大きいのでしょうか。
立ち仕事の疲れに加え、教育現場ならではの細やかな動きや緊張感が、気づかないうちに積み重なっていることも少なくありません。
授業中の姿勢による体への負担
体を生徒に向け、顔と腕を黒板に向ける姿勢は、背骨を無理にねじったまま腕を使い続けることになるため、体に強い左右差や歪みを作る原因になる可能性があります。
「休めの姿勢」による骨盤の歪み
立ち話や授業中、つい片足に体重を預けて(休めの姿勢で)立っていませんか?
片足重心は、体の土台である「骨盤」を傾けるのと同じです。
土台が傾けば、柱である「背骨」もバランスを崩して歪んでしまい、その負担が腰痛の引き金になってしまいます。
重力との戦いによる循環不良
立ち仕事(教壇に立ちっぱなしなど)では、足の筋肉のポンプ作用が働かず、血液やリンパ液が下半身に滞り、「むくみ」が起こりやすくなります。
常にオン状態の「交感神経」
予期せぬ生徒のトラブルや、分刻みのスケジュール管理によって、自律神経の中でも興奮を司る「交感神経」が優位になり続けています。
この状態が続くと、呼吸が浅くなり、内臓の働きも低下するため、身体の内側から疲れが抜けにくくなってしまいます。
「隠れ疲労」の見落とされがちなリスク

「若いうちは無理がきく」「湿布でなんとかなる」と身体の不調を後回しにしていませんか?
蓄積された疲れは、知らず知らずのうちに体への負担となっているかもしれません。
慢性痛によるパフォーマンスの低下
腰や肩の痛みが慢性化すると、無意識に痛みをかばって姿勢や動きが不自然になり、知らず知らずのうちに授業の質を落としてしまっているかもしれません。
美容面への悪影響
姿勢の崩れは、実年齢よりも老けて見える大きな原因です。
特に、背中が丸まり首が前に出た姿勢(スマホ首など)は、自信がなさそうに見えるだけではありません。
顔の皮膚が下へと引っ張られるため、二重あごやフェイスラインのたるみまで引き起こしてしまう要因にもなり得ます。
メンタルヘルスの不調
筋肉の過度な緊張は、メンタルにも悪影響を及ぼします。
特に呼吸が浅くなると、自律神経のバランスが崩れ、不安やイライラが増幅しやすく可能性があります。
この状態を放置すると、生徒への対応にも余裕がなくなり、結果として自分自身を責める「負のサイクル」に陥りかねません。そうなる前の早めのケアが大切です。
ピラティスが効果的な3つの理由

ピラティスは、第一次世界大戦中に負傷兵のリハビリとして開発されたメソッドです。
つまり、「本来あるべき機能を取り戻す」ことに特化しています。
理由1:インナーマッスルが「天然のコルセット」になる
ピラティスは、インナーマッスル(特に腹横筋や多裂筋)を鍛えることで、背骨や骨盤を支える体幹を強化します。
これにより、正しい姿勢を楽に維持でき、立ち仕事などでの腰の負担を軽減し、身体の軸が安定します。
ピラティス、インナーマッスルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【関連記事】ピラティスが向いている人とは?インナーマッスル矯正の驚きの効果を解説
理由2:ピラティスの呼吸で自律神経が整う
ピラティスの呼吸法は「お腹がぽっこり出ないように横隔膜を使いながら、胸に空気を入れる呼吸」です。
呼吸も意識してエクササイズを行うことで、自律神経も整いやすくなります。
呼吸に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
【関連記事】ピラティス呼吸法の科学的根拠とその効果!
理由3:歪みを整え、巡りの良い身体へ
ピラティスは、背骨をひとつひとつ丁寧に動かすのが特徴です。
固まった筋肉がほぐれ、圧迫されていた神経や血管の通り道がスムーズになります。
さらに、股関節や肩甲骨を大きく動かすことで全身の巡りが良くなり、辛い足のむくみや冷え性の改善にもつながります。
ピラティスで得られる具体的な変化

ピラティスを継続することで、職業に関係なく「長時間の立ち姿勢」「前かがみ姿勢」が続く方は、みなさん共通して大きな変化を感じられます。
実際に当スタジオでは、以下のような改善が見られています。
【施術事例】猫背をどうにかしたい・・・
【施術事例】体が疲れやすい・・・
動画で実践!教師向け簡単ピラティス
デスクワーク中でも座ったままできる簡単ピラティスをご紹介します。
たった5分でも終わった後には首や肩がスッと軽くなり、気持ちもリフレッシュできます。
まとめ

ピラティスは、忙しい日々で張り詰めた心身を緩めるための、大切な「リセット時間」です。
姿勢が整い、体のこわばりが解け、呼吸が深くなることで、心にも余裕が生まれます。
その余裕が、生徒への温かい笑顔につながっていくはずです。
ピラティススタジオDEPでは現在キャンペーン中で初回体験レッスンを破格の金額で実施しており、効果を体感できなかった場合は全額返金保証となっております。興味があればお近くの店舗をぜひご活用ください。
※ありがたいことに沢山のご予約をいただいております。レッスン枠には限りがございますのでお早めにご連絡ください。

Pilates Studio DEP宮崎店代表。開店前はリハビリテーションの分野の中でも回復期や生活期(デイサービス・訪問リハビリ)、整形外科クリニック等で勤務。様々な現場で患者様と関わり、予防医学の重要性を感じて宮崎店を開店。ピラティスを始める前は自身も腰痛があったが、現在は悩まされることもなくなり、痛みや不調の原因となる根本的な問題を早い段階から解するためにピラティスを提供して地域で活躍している。














