

【バレエ経験者必見】ピラティスで軸を安定!姿勢改善と効果的エクササイズ
バレエ経験者にとってピラティスは、姿勢改善・柔軟性向上・体幹トレーニングを同時に叶える最適な方法です。舞台での表現力アップだけでなく、ケガ予防や健康維持、美しい姿勢のキープにも高い効果が期待できます。この記事では、バレエとピラティスの相性、具体的な効果、そしておすすめエクササイズまでをわかりやすく解説します。
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Pilates Studio DEP 和歌山店代表。和歌山県内の病院や老人保険施設、訪問看護で勤務。 医療介護両面から高齢者、難病疾患を中心に地域医療に従事した後、PHI Pilates Comprehensive Instructorとなり大人気店のDEP和歌山店を運営し地域貢献に従事している。
Index
バレエ経験者が抱えやすい身体の悩み
バレエを続けていると、次のようなお悩みを抱える方が少なくなりません。
- 軸が安定せず、ポワントやピルエットがぶれてしまう
- 左右の動きに差が出てしまう
- 姿勢が崩れやすく、首や腰に負担がかかる
- 関節を支える筋力が足りず、ケガをしやすい
- 年齢とともに体力や柔軟性が落ちてきた
これらの多くは、体幹の安定性不足や筋肉のアンバランスが原因です。そこで有効なのがピラティスです。
▶︎関連記事:【ビフォーアフター多数】ピラティスで変わる体型10の変化|期間別効果を大公開
ピラティスで得られる体型の変化を期間ごとに詳しく解説しています。姿勢改善や筋肉の引き締まりがどのくらいで実感できるか知りたい方におすすめの記事です。
バレエ経験者がピラティスを選ぶメリット
バレエ経験者にとって、ピラティスは「パフォーマンスアップ」と「ケガの予防」の両面で大きなメリットがあります。
体幹の安定性や柔軟性を高めながら、美しい姿勢を維持できるため、舞台上での表現力向上にもつながります。
しなやかさと可動域の向上でパフォーマンスアップ
ピラティスはアラベスクやグラン・ジュテのように大きな動きを支える柔軟性を高めます。安全に可動域を広げることで、表現力の幅が広がり、舞台でのパフォーマンスアップにつながります。
体幹の安定でパフォーマンス向上
体幹の安定性を養うことで、ピルエットやアダージオの安定感が格段に高まります。さらにインナーマッスルを強化することで、ジャンプの高さや滞空時間も伸び、舞台上のパフォーマンスを向上させます。
正確な身体コントロールで表現力を高める
また、骨盤や肩甲骨の位置を意識する練習を通して、ミリ単位での正確なポジションコントロールを身につけられるのもピラティスの大きな強みです。
左右差や癖の修正でケガ予防につなげる
バレエ特有のターンアウトや片脚動作は、筋肉のアンバランスを招きやすく、腰や膝に負担がかかります。ピラティスは左右差を整え、姿勢改善とケガ予防の両方に効果的です。
関節の安定化と筋力増強でケガを防ぐ
バレエに必要な股関節や足首の安定性は、正しいアライメントがあってこそです。ピラティスで関節周りの筋力を補強することで、ケガのリスクを減らし、パフォーマンスを長期的に支えます。
コンディショニングと回復でケガの再発予防
ハードなリハーサルや本番で疲れた体のケアにもピラティスは有効です。コンディショニングやリハビリとして取り入れることで、疲労回復を促し、再発防止にもつながります。
ピラティスが解決できること
体幹トレーニングで安定した軸を作ります
インナーマッスルを鍛えて、動作中のブレを減らし、美しいラインを保ちます。【1】【2】
柔軟性を高めつつ、安定して動ける可動域を作ります
コントロールできる柔軟性を養い、無理のない動きで表現力を高めます。【3】【4】
呼吸法で集中力と動きの質を向上します
胸式呼吸を活用し、舞台上でも安定感と集中力を発揮できます。【5】【6】
【関連記事】ピラティスの呼吸全て!初心者〜ベテランの基本ガイド
舞台上での安定感や表現力アップに直結する呼吸法を紹介します。ピルエットやアラベスクをさらに美しく見せたい方必見です。
左右差を整えケガを予防します
関節や筋肉のバランスを調整し、腰痛・膝痛などのトラブルを防ぎます。【7】【8】
ピラティスとバレエの相性
ピラティスは、体幹の安定性・筋バランス・可動域の最適化に特化したエクササイズです。一方、バレエは美しい姿勢や柔軟性を追求する競技であり、両者は非常に相性が良い組み合わせです。
例えば、アラベスクには骨盤と背骨のコントロール、ピルエットには安定した軸脚、グラン・ジュテには股関節の柔軟性と筋力が不可欠です。ピラティスはこれらを安全かつ効率的に鍛えられるため、姿勢改善や柔軟性向上、体幹トレーニングを求めるバレエ経験者に最適です。
▶︎関連記事:あなたの歪みはどのタイプ?体の歪みをピラティス・ヨガで解消!
自身の姿勢タイプに合わせてエクササイズを選べる内容です。日常の癖による歪みを整えたいバレエ経験者に最適です。
ピラティスで美姿勢と健康を守る活用法
日常生活で崩れやすい姿勢を改善する
ピラティスは、デスクワークやスマホ操作などで崩れやすい姿勢を整えるのに効果的です。肩甲骨や骨盤の位置を安定させることで、日常生活でも自然と美しい立ち姿をキープできます。
健康的な体の使い方を習慣化できる
正しいアライメントを保つことで、腰や方への負担を軽減し、慢性的な肩こり・腰痛の予防にもつながります。舞台だけでなく、毎日の生活で健康を維持したい方にとってもピラティスは心強いサポートになります。
柔軟性と筋力のバランスで無理のない体へ
柔軟性の高さを活かしつつ、関節を支える筋力を養うことで、しなやかで安定した動きを日常の動作にも取り入れられます。これにより「美姿勢」と「健康」を両立でき、年齢を重ねても動きやすい体を維持できます。【9】
バレエ経験者向けおすすめエクササイズ
バレエのパフォーマンスを引き出したり、障害を予防するエクササイズは、以下の動画ようなものが再現性は高いです。DEP代表のチャンネルですが、他にも色んなエクササイズを細かい効果を解説しながら提供しているので、バレエの基礎・ケアトレーニングとして取り入れてみても良いでしょう。
実施前後で体を動かしてみると明らかな違いが体感できると思います。
バレエ経験者が感じるピラティスの効果
Pilates Studio DEP神戸店オーナーMayuはバレエをしていましたが、実際にバレエとピラティスの相性についてどう考えるのかをインタビューしました。
バレエ経験から見た現状
現役バレリーナやバレエ経験者は、一般の方よりも筋肉の柔軟性や関節の弛緩性が高く、重力の影響を受けやすい傾向があります。舞台上では美しい姿勢や動きを保てても、私生活では姿勢や体の使い方が崩れ、腰痛や膝痛などの不調を抱えている方が多くみられます。
自身の経験談
私自身、ピラティスを学ぶ前は柔らかい身体を活かしきれず、時々腰痛に悩まされていました。ピラティスで体幹トレーニングを行い、正しい筋肉の使い方を身につけてからは腰痛がほとんどなくなり、現役時代にはできなかった動きの感覚もつかめるようになりました。今では、またバレエを再開したいと思えるほどです。
バレエ経験者からのメッセージ
「無理なストレッチで柔軟性を出すのではなく、正しく筋肉を使うことで、自分でコントロールできる可動域を増やしていきます。このピラティスこそ、柔らかすぎる身体を持つ方にこそ取り入れてほしいと思います。」
以上はMayuのインタビューでしたが、実際にお客様でもバレエのために当店をご利用されておられる方も多いです。
以下に、岡山店でレッスンを受けられたお客様のレッスンの様子や変化、ご感想などを掲載しているでご参照ください。
柔軟性を活かしながらも、体幹の安定性や左右差の改善をサポートできており、ご本人さんからも「こんなに変わるとは思いませんでした。ピラティスインストラクターに加えて、理学療法士でもある専門家なので、信じてやってきてよかったです。これからもよろしくお願いします。」と喜びの声をいただいています。
▶︎事例紹介:バレエ経験者のためのピラティス
まとめ|バレエ経験を次のステージへ
ピラティスは、バレエで培った感覚をさらに高め、柔軟性向上・美姿勢・ケガ予防・健康維持・アンチエイジングまで幅広くサポートします。現役ダンサーはもちろん、ブランクのある方にもおすすめです。美しい姿勢としなやかな動きを取り戻すために、ぜひピラティスを体験してみてください。
なお、ピラティススタジオDEPでは、現在、キャンペーン中で初回体験レッスンを破格の金額で実施しており、効果を体感できなかった場合は全額返金保証となっております。興味があればお近くの店舗をぜひご活用ください。
※ありがたいことに沢山のご予約をいただいております。レッスン枠には限りがございますのでお早めにご連絡ください。
参考文献
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【9】McCormack M, et al. Joint hypermobility and injury in ballet dancers. Br J Sports Med. 2010;44(11):754–758.

Pilates Studio DEP 和歌山店代表。和歌山県内の病院や老人保険施設、訪問看護で勤務。 医療介護両面から高齢者、難病疾患を中心に地域医療に従事した後、PHI Pilates Comprehensive Instructorとなり大人気店のDEP和歌山店を運営し地域貢献に従事している。